[ NEWS & REPORT ]

2025.04.01/ お知らせ

2024年活動報告

2024年も多くの皆様と共に活動を共にすることができました。まことにありがとうございます。

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仙台市へ仙台市役所見学ツアー及びトークセッション(2023.8.11 開催)の報告と市民から集まった要望書の提出を行いました。

 仙台市役所見学ツアーの参加者から寄せられた意見を、仙台市長、財政局長、本庁舎整備室長へ2023 年12月に「要望書」として提出しました。返答を2024 年2 月にいただきましたので報告いたします。

 要望の内容は、1.解体の建築素材を再利用と、廃棄される素材を使ったワークショップの提案、2.歴代庁舎のメモリアルコーナーの設置についてです。

 これに対して「メモリアルコーナーの企画が進んでおり、地下連絡通路上の壁面に展示コーナーを計画中であり、メモリアル画像の放映・情報発信も検討中。建築素材の再利用は難しいが、展示を考えている。市民ワークショップは2023 年の見学会のように共催できる企画を考えていきたい」と回答がありました。

 

道草アートみやぎ・1 月「杜の都のれんが下水洞窟」見学会

1 月の # 道草アートみやぎ は〈仙台市の史跡巡り〉を開催しました。

 「西公園SL 広場にある下水洞窟は、西公園の整備とともに平成28年から見学できる施設にした」と市の担当者の解説から始まりました。仙台市在住の作家、伊坂幸太郎さん原作の映画「ゴールデンスランバー」の重要なシーンに使われているということでポスターの解説もありました。仙台市内にはここ以外にも明治33 年竣工のレンガ下水道が使用されているとの話に、参加者さんたちのあいだで歓声があがりました。

 参加の方からは、「前々から見学してみたいと思っていた」「県美ネットのイベントは面白そうなのでぜひと思っていた」「歴史を知ると理解が深まる」「住んでいる地域に関心が高まるきっかけになった」などの感想もありました。

日時:2024 年1 月13 日(土)11:00~

見学:煉瓦下水道見学施設「杜の都レンガ下水洞窟」

参加者:7 名

 

大人の遠足【丸森編】・5 月「山田石材・大蔵山スタジオ」見学会

伊具郡丸森町にある「大蔵山スタジオ株式会社」へ、会員限定の遠足に行ってきました。県美ネット事務局の個人的な繋がりで、今回は特別にご配慮いただき見学いたしました。(※一般公開はしていません)

大蔵山で採掘される伊達冠石(だてかんむりいし)は、彫刻家イサム・ノグチが不思議な石を使って作品を作っていると話題になったそうです。また、世界的に活躍する彫刻家やアーティストたちを招いて、採掘後の大蔵山をどのように修景していくか、整備・緑化事業も行っているということでした。

イベント時にサロンとして利用する建物やストーンサークル、石舞台などが山の随所に点在し、自然に対する畏敬の念や、感謝を感じる空間となっていました。新緑の季節も相まって、一般的に想像する採掘場とはかけ離れた、緑にあふれる場所でした。

日時:2024 年5 月25 日(土)

見学ルート:大蔵山スタジオ、丸森周辺 参加者:13 名

講師:山田政博氏(山田石材・大蔵山スタジオ)

県南の阿武隈山系北端に位置する大倉山で、初代・山田長蔵氏が伊達冠石の採掘をはじめた。伊達冠石は石積みや墓石以外に、その唯一無二の表情が注目され、彫刻作品やモニュメントに加工されるようになり、4 代目・山田政博氏は「もう一度人々が集う豊かな里山の風景をつくろう」と文化事業や山の再整備・緑化に着手。その思いは5 代目・山田能資氏(現代表)に受け継がれている。

 

大人の遠足【登米編】・9 月 サトル・サトウ・アート・ミュージアム「おとなの幾何学絵画教室」参加

宮城県美ネットのメンバー4名で参加したこの絵画教室は、想像を遥かに超えて興味深いイベントでした。1 日目は鉛筆の濃淡で描くモノクロのデッサン。2 日目はキャン

バスに赤・青・黄・白・黒の5 色だけで描いていきます。理科室にも似た教室で、大人が無言で画用紙に鉛筆や絵筆を走らせる姿は壮観としか形容できません。時折途方に暮

れながらも、なんとか作品を仕上げられたのは、友の励ましとサトル先生の厳しくも温かいご指導のおかげです!直線の作り出す美の奥深さにただただ脱帽。

日時:2024 年9 月7 日(土) ~8 日(日)

場所:サトル・サトウ・アート・ミュージアム

講師:サトウサトル(彫刻家・美術家)

 

道草アートみやぎ・10 月 「北山丘陵まち歩き」

大学生から90 歳過ぎの方まで幅広い方々にご参加いただきました。JR 北山駅に集合し、まち遺産ネット仙台からご提供頂いた「花と杜の散歩みち」マップをもとに、鹿島神社からスタートしました。丘陵沿いを輪王寺まで山歩きのような木々に囲まれ、すぐそばに住宅街があるとは思えない景色です。仙台中心部を囲むように台原から北山、八幡、川内、八木山と地形の解説があり、土地を活かした仙台市の成り立ちと発展も知ることができました。

日時:2024 年10 月14 日(月祝)10:00~12:00

場所:仙台市青葉区北山の丘陵にある、寺や神社、風景など

参加者:23 名

 

トークセッション 「ファインダー越しに見た街」

「仙台コレクション」は2001 年に写真家の伊藤トオルさんが仲間の写真家に呼びかけ、目標枚数1 万枚を掲げ仙台の街並みを取り続けてきたプロジェクトです。2021年に目標を達成、2023 年に仙台市文学館で開催された企画展は大きな反響を呼びました。中心メンバー3 人のお話では「人を入れない」「表現しない」「標準レンズを使う」などルールを決めた撮影であったことが披露されました。表現を排して撮ったことで、逆に街のたたずまいや人の気配を感じさせる写真が生まれたのかもしれません。私たちの日常にあふれている名も無い建物の価値や、記録の意味を考えさせるトークでした。注目を集めていたプロジェクトだけに、50 名程の方が参加。会場には写真も展示、多くの方が熱心に見入っていました。

日時:2024 年11 月17 日(日) 10:30~12:30

会場:川内萩ホール( 東北大学百周年記念会館)

ゲスト:「仙台コレクション」 参加写真家:伊藤トオル、小瀧誠、松谷亘

参加者:50 名

 

芸術・文化活動【文学フリマ東京39】参加レポート

東京ビッグサイトで開催さえれた【文学フリマ東京39】に宮城県美ネットとして出店してきました。書籍『みんなでまもった美術館』の他に、仙台や宮城にまつわる本やエコバックも販売してました。

来場者には美術館がお好きな方も多く、現在建て替えや存続が注目されている目黒区美術館やDIC 川村記念美術館の話題についてもお話しました。

日時:2024 年12 月1 日( 日) 12:00~17:00

会場:東京ビッグサイト 西3・4 ホール

ブース:評論・研究|建築・都市計画【J-44】

 

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