2020.11.01/ 活動報告
県内各地で開催している出前講座ですが、ご縁があってみやぎ生協のリーダーさんを対象に学習会という形でお話をする機会をいただきました。
参加者は17人で、県美ネットスタッフは6人でお邪魔しました。
内容は今まで開催してきた出前講座とほぼ同じで約1時間半でした。
・問題点の整理
・建物の価値
・美術館の役割
・宮城県美術館の魅力と価値
・質疑応答
医療センターが出来たことで宮城野原公園がなくなって子供たちのあそぶ場所がなくなってしまいました。
新しい公園ができると喜んでいたのですが県民会館、美術館、NPOプラザが建てられるというのは、税金の使い方としてどうなんでしょうか。
宮城野区で移転大賛成と報道されていましたが、それには反対です。
野球場があって、陸上競技場、高校もあって、最近は宮城野原駅でホームから転落して腕を失う事故も起きています。
宮城野原駅のホームは狭くて時間帯によっては人が溢れて危険です。
楽天の試合でも人がたくさん来るのに、県民会館と美術館が出来てどうなるのか、騒がしくもなるし不特定多数の人が来るのもなんだか。
しかも病院の前に県民会館や美術館のような建物を作るのはどうなんでしょうか。
地域の活性化を望んでいる人もいると思いますが、今のままの安心して暮らしていきたいと思います。
美術館の移転には反対で大切なものが壊されていくようです。
参考:「仙台駅東まちづくり協議会」の代表者らが28日県庁を訪れ、佐野副知事に、県の計画に賛成する要望書を提出
川内に住んでいたことがあるという方から。
貴重な話しが聞けてよかったと思います。
川内は昔の仙台のお城や、東北大学、博物館など文化施設も多く地域がら落ち着いてて静かで子供の頃に住んでいたことを大人になってみたらとても良い環境だということに感謝しています。
仙台駅の東口の方で賛成したり、立町商店街で反対したり地域で様々ありますが、宮城県がどのような地域にしていくのかまちづくりの構想をもっていないと、どこも画一的な一律な街になってしまうと思います。
その他にも複数の感想をいただきました。
宮城県美術館にいくと心が落ち着ついて、北庭はこどもの幼稚園の遠足で行ったことがあってとてもいいところだと思います。
壊してまで移転しなければならないのかとても疑問です。
どこかに移転することが良いことなら反対はしませんが、そうじゃなくてお金が動く為に動くのは賛成できません。
私の周りでも今回のような学習会を広めていきたいと思います。
元学芸員さんの話は私たちの知らない話しばかりでまた美術館いってみたいと思わせるような内容でした。
短期間で決めて移転するというのはお金がでるからというのがよくわかりました。
移転と言っても建物はまわりの風景や自然と一体になっているものだし、仮に移転したとしても人工的に出来た場所には行って欲しくありません。
会場から「急に移転の話がでてきたように思いますが、お尻はきまっているのでしょうか?」
県美ネット「宮城県は大変急いでいて3月末までに結論をだしたいのだろうと私たちは考えています。昨年度末に決まるところが県民の声で結論が1年延びたけれど、事態は切迫していると考えています。」
司会の方には「みやぎ生協の皆さんにもこの問題を広めていきたいし、安心して暮らせる地域にしていきたいと思います。」と締めていただきました。
ということで、宮城県に対して移転撤回を求める署名を開始しています。
詳しくは署名のページをご覧ください。署名用紙のダウンロードや、署名用紙の置いてあるお店などを紹介しています。
署名締め切りの第一弾は、11月30日を目処にしています。